GXスタートデッキ「龍ボーマンダ」
・GXスタートデッキ「龍ボーマンダ」登場!?
7月13日に発売される
「GXスタートデッキ」をご存知だろうか?
これまでも「ポケモンカードを始めたい」という人向けに
「スターターセット」という構築済みデッキがあった。
このスターターセットのお値段が約1,500円。
これを安いと思うか、高いと思うかは人それぞれだろう。
個人的には自分で払う分には良いのだが、
人に薦めるにはちょっとためらう値段だと思う。
始めようか迷っている人にいきなり
「1,500円払え」
とはなかなか言いづらい。
ところが、
7月に発売されるスタートデッキのお値段・・・
なんと500円なのだ。
ワンコインである。
キラカードがノーマルカードになっていたり、
すべてが再録カードだったり、
コインが付属してなかったりと、
今までのスターターセットの常識を覆してでも
価格を低くしようという熱意が感じられる。
もう一つ感心したのは、
たくさんのタイプが用意されていること。
これまでサンムーンで出ていたのは
博士からもらう草・炎・水タイプのデッキと、
草タイプのカプ・ブルルデッキと
アニメをテーマにした雷、超デッキ
そして伝説ポケモンの超(若干鋼)デッキ
の6種類だった。
自分の好きなタイプが上記に無ければ、
他の方法でエネルギーを集める必要があった。
しかし、今回のスタートデッキは
草・炎・水・雷・超・闘・悪・鋼・妖
の9種類のタイプが用意されており、
自分の好きなタイプを選ぶことができるのだ。
このスタートデッキのおかげで、
この夏、より多くの人がポケモンカードを
手に取ることになるだろう。
ここまで良いことばかり言ったが、
最後に1つだけ言わせてほしい。
ドラゴンタイプ 無くね?
11あるタイプの中で、9種類はデッキになり、
ノーマルタイプは全てのデッキに入っている。
なのに、ドラゴンタイプは皆無だ。
確かにドラゴンタイプは、
基本エネルギーが2種類必要だから、
初心者向けのスタートデッキには相応しくない。
でも、他のすべてのタイプが出てるのに、
ドラゴンタイプだけないのは疎外感がすごい。
・・・
なので、作りました。
GXスタートデッキ
龍ボーマンダ登場!!
※コラ画像です。念のため・・・
セット内容は以下のとおり。
ボーマンダのスタートデッキを作るにあたり、
他のスタートデッキを参考にして、
なるべく本物に近づくように作ってみた。
ベースはボーマンだと同じく2進化GXが収録された
※まだ全てのカードが公開されていないので、
比較の炎、鋼ポケモンの弾数が異なる場合があります。
GX進化系統
GXに進化するポケモンは
たね3枚に1進化2枚
GX1枚の構成になっている。
主力のGXが1枚なのは心細いが、
初心者用なので仕方ない。
1進化系統(2−1)
スタートデッキには1進化するポケモンが
2種類入っているが、
こちらはたね2枚、進化1枚で入っている。
ドラゴンポケモンは1進化が少ないので
消去法的にチルタリスに決定した。
「たたかいのうた」は、
ドラゴンポケモンのダメージをアップさせる
単純ながら強力な特性なので、
これからドラゴンデッキを組む初心者には
良い相棒になってくれるだろう。
1進化系統(3−2)
ここが一番頭を悩ませられた。
この1進化はレアリティCのカードが採用されているが、
ドラゴンポケモンは1進化もレアリティCも少なく、
該当するポケモンがいなかった。
カイリューに進化できないが、りゅうのいのりで、
ボーマンダ GXにエネルギーを供給できる。
下のワザが使えないが、鋼デッキのノズパスも
下のワザが使えないので勘弁してもらおう。
たねポケモン(未進化)
これから2回も進化ができる たねポケモン。
進化先は収録されていないが、
更なる拡張の楽しみを予感させる良い枠だと思う。
(公式の絵が揃っているのも美しい)
たねポケモン
進化をしない たねポケモン。
序盤で活躍してくれる渋い役割のポケモン達だ。
今回、ボーマンダとエネルギーの合う
クリムガンは絶対に入れたかった。
ボーマンダがワザでトラッシュしたエネルギーを
回収できるジジーロンも入れた。
クリムガンを二枚いれるか迷ったが、
他のデッキはレアリティRが入っているので、
バランスをとってキュレムを入れることにした。
ノーマルポケモン
1枚ずつ入っているノーマルポケモンには
ミルタンクを採用した。
バトル場で発動する特性「モーモーエール」は、
ボーマンダGXの「ドラゴンフロート」とも
相性バッチリだと思う。
共通トレーナーカード
2つのデッキに共通して入っていた
トレーナーカードはそのまま採用した。
その他のトレーナーカード
炎のカキ、鋼のテンガン山など
各タイプ固有のトレーナーカードには
ヒガナを採用した。
ボーマンダのエネルギーをサポートしてくれそうだ。
「山札から2枚引く+αするカード」は、
ポケモンブリーダーを(攻撃+20はチルタリスに頑張ってもらおう)
「お互いの手札に干渉するカード」は
ジャッジマンにした。
エネルギー
エネルギーは炎と水エネルギーを採用。
水エネルギーを使うポケモンが多いので、
本当は水エネルギーが多い方が良いのだろうが、
数が揃っている方がスタートデッキらしいので
8枚ずつ採用することにした。
ダブル無色エネルギーも1枚入れた。
おわりに
今回デッキを組んでみて感じたのは、
スタートデッキには、
2進化や1進化の両方が組み込まれていたり、
相手の手札に干渉するサポートが入っていたり、
ポケモンゲームの楽しさが凝縮されているということ。
その一方で、
「このカードもっと欲しい」
「あのカードがあればいいのに」という
物足りなさもあり、
デッキを改造する余地も残されている。
このスタートデッキを考えた人達は
ポケモンカードの面白さ、醍醐味はどこか。
というのを丁寧に考えたのではないだろうか。
初心者向けにもかかわらず、いやだからこそ、
丁寧に作り込まれていると思う。