【デッキ】逆境に啼くジャラランガ デッキ
- ジャラランガ(SM4A)紹介
- デッキレシピ
今回は最新作
「ポケモンサンムーン」で初登場した
ドラゴンポケモンでデッキを作る。
今回使うのはこちらのポケモン
ジャラコだ。
図鑑によると大きくて頑丈な鱗(うろこ)が自慢らしい。
これは、鱗要素を生かして
こんな風に進化していくんだろうなぁと思ったら・・・
こんな風に進化した。
鱗で身を守るのかと思ったら、
なんかオシャレな髪型みたいになってしまった。
鱗を無駄なところに使ったせいで、
腹部が丸出しである
このジャラランガ、
得意技の「スケイルノイズ」は
鱗を鳴らした音で攻撃するワザなのだが、
その代償に防御力が落ちる。
頑丈な鱗が台無しだ。
もう一つの得意技は「アッパーカット」
それ、
鱗関係ないよね!?
さらにアッパーカットをすると衝撃で
地形が変わるらしい。
アッパーカットで上に向かって殴るよね?
上に向かって放つ技で・・・
何で地面に影響が出るんだよ!
力が逆方向に逃げすぎだろ!
突っ込みどころ満載のジャラランガ。
ゲームでも当初は活躍できず、笑い者にされていたが、
専用Zワザ「ブレイジングソウルビート」など、
一応、目玉ポケモンの1匹にはなっているようだ。
カードではGXのSM2Kと
非GXのSM4A
の2種類が収録されている。
今回はSM4Aのジャラランガの
ワザに注目してデッキを考えてみた。
そのワザというのがウォークライだ。
【今回の目標】
・ジャラランガSM4Aのウォークライを使う。
・スタンダード環境(XY~SM)
ウォークライとは
ジャラランガが持つ、2つのワザの内の1つ。
自分の場と相手の場のポケモンの数を比較して、
自分のポケモンが少なければ大ダメージを与えられる
少しトリッキーなワザである。
ウォークライとは"War Cry"のことで、
鬨の声(ときのこえ)と訳される。
鬨とは合戦の前に士気を高めるために上げる声のことで、
このワザのイメージとしては、
味方が少数で戦況が不利な時に、
己を鼓舞するためのうなり声という感じだろうか。
与えるダメージは通常30なのだが、
特定の条件を満たせば120というポケモンは他にも
特にグソクムシャGXは120ワザの
であいがしらを武器に活躍している。
そこで私は考えた。
GXポケモンが使う「特定条件120」ワザを、
非GXのジャラランガが
使えるなら強いんじゃないか!?と
そこで、ウォークライ特化デッキを作ることにしたのだ。
ウォークライ発動条件の確認
ウォークライを強力にするためには、
自分の場のポケモンを相手より少なくすれば良い。
その為にはどうすればいいか。
簡単である。
ポケモンを出さなければいいのだ。
だが、当然相手もこちらの考えは読んでくる。
相手もポケモンを場に出さないようにするだろう。
このワザで注意しなければいけないのは、
ダメージが増加するのは、自分のポケモンが
「相手の場のポケモンの数より少ない」時という点。
つまり、ポケモンが同数ならダメージは増加しない。
相手はこちらの場と同じ数にしておけば良いので、
ウォークライの発動は結構簡単に抑えられてしまうのだ。
ウォークライを発動させたい!
いくら自分の場のポケモンの数を少なくしても、
相手がポケモンを出してくれなければ意味がない。
ならば、
相手のポケモンを無理矢理
場に出してしまえば良いのだ。
ヨノワール(SM3N)
まずは、特性で場に出す方法。
ヨノワールSM3Nの特性「やみのしょうたいじょう」だ。
相手の手札からポケモンを強制的に場に出せる特性だ。
場に出すに留まらず、ダメージも与えられる点は優秀。
しかし、今回はウォークライを発動させる為にも、
こちらは なるべく場にポケモンを並べたくない。
残念ながら、この案はボツとなった。
ターゲットホイッスル
相手のトラッシュにあるたねポケモンを1枚選び、
相手のベンチに出す。
ターゲットホイッスルは相手のトラッシュにある
任意のたねポケモンを場に出すことができるグッズだ。
トラッシュはお互いのプレイヤーが
見ることを許されている場所なので、
(もちろん一言 断りを入れるのがマナー)
相手のトラッシュを見て、出したいカードを
確認してからホイッスルを使うことができる。
確実に相手の場にポケモンを増やすことができるのだ。
魅惑のポフレ
確実ではないが、ハマれば相手に
大量展開を強いることができるのがポフレ。
相手の手札から、たねポケモンを
好きなだけ場に出すことができる。
ホイッスルと異なる点として、
2匹以上のポケモンを出せる可能性があるのだが、
手札は公開されていない場所なのがネック。
ポフレを使っても相手の手札に
たねポケモンがいなければ空振りになる点は
注意しなければならない。
相手を場に出すグッズの副次効果
ウォークライの威力を高めるために採用した
「魅惑のポフレ」
実は相手の場にポケモンを揃える以外にも
メリットがあることがわかった。
それは汎用性が高く、デッキの潤滑油として活きる
2匹のポケモンである。そう・・・
この2枚に共通するのは、
「手札から場に出した時に発動する特性」を持つこと。
この2枚に代表される
「手札から場に出した時に発動する」特性を
持っているポケモンは他にもいるが、
どれも汎用性に優れていたり、
デッキの中心になれる強力な能力になっている。
基本的にポケモンが手札から場に出るのは1回限り。
発動が1回に限られる分、強力な特性になっているのだ。
ところが、ポフレを使って場に出たポケモンは、
これらの特性を発動させることができない。
つまり、相手の切り札を封じることになるのだ。
相手からしたら、対戦のプランが狂うことになるだろう。
ポフレの潜在的能力に気づき、
テンションが上がりきったところでデッキ構築に移る。
デッキレシピ 逆境に啼くジャラランガ デッキ
2種類のグッズを使いながら
相手の場にポケモンを充実させ、
自分を不利な状況に追い込んでいく。
それがこのデッキのコンセプトだ。
改めて見返すと・・・
このコンセプト、頭おかしい。
ポケモン
ダメージ-10の特性を持つSM2K
逃げエネが1つのSM4A
コイントスでワザのダメージを受けないジムプロモ
の3種類がある。どれを使うかはお好みだが、
今回のデッキに採用したエネルギーは、
ダブルエネルギーだけなので、
逃げエネが1も2も変わらないと考えて、
2Kとプロモを2枚ずつ採用した。
シンプルだけど重めのSM2Kと、
フットワーク軽そうなSM4Aの2種類。
基本的にジャランゴで戦うのは苦しいので、
おたけびで相手の邪魔ができそうなSM4Aを採用。
サポートを呼び寄せるカプ・テテフGXは1枚。
本当はこれ以上ポケモン入れたくなかったのだが、
今回のデッキに相性が良さそうだったので、
カプ・コケコを入れた。
かいてんひこうは相手のポケモン全員にダメージを与える。
グッズで展開させればその分多くダメージを与えるのだ。
エネルギー
今回は2エネワザのウォークライだけを考えて、
ダブル無色エネルギーと
ダブルドラゴンエネルギーをそれぞれ4枚のみ。
いろいろと頭おかしい。
トレーナー
このデッキのキーとなるグッズ。
ホイッスルとポフレは2枚ずつ。
ポフレの発動を確実にするために、
のぞきみレッドカードを採用。
相手の手札を見て、ポケモンがいなければ、
手札をリセットすることもできる。
ダッシュポーチは、
逃げることで貴重な特殊エネルギーを
手札に戻すことができるので採用。
擬似エネルギー回収である。
プラターヌ博士を入れていないのは、
グッズと特殊エネルギーをトラッシュしたくないため。
シロナやNでカードをぐるぐる回し、
グッズの発動タイミングをはかる。
グズマ、フラダリ、カウンターキャッチャーなど、
「呼び出し系」を多めに入れているのは、
ホイッスルなどで相手に出させたポケモンを
その場でバトル場に呼び出して処理するため。
シェイミEX(HP110)をポフレで手札から呼び、
フラダリしてウォークライ(120)してきぜつ!
というハメ技も夢じゃない!
ジャラランガデッキを使ってみて
誰だよ。こんなデッキ作ったの。
わたしです。
はっきり言って、使い物にならなかった。
対戦相手に失礼なレベルである。
と、いうのも このデッキは、
自分の場が育たない。
という根本的な問題があった。
自分の場のポケモンの数を
相手より少なくしようとすると、
当然出すポケモンは制限しないといけない。
しかもGXポケモンではないので、すぐきぜつする。
ジャラランガで安定して戦うためには、
ベンチで数匹のジャラコを育てておきたい。
場にポケモンを出したくない。
でも、出さないとジャラランガが足りない。
明らかな矛盾が生じてしまった。
そもそも、「条件下120ワザ」を使っているのは
どれも1進化ポケモンだ。
2進化ポケモンにもなって120ワザで満足するなよ。
というところか。
ジャラランガは主役になるのではなく、
ジャラランガGXデッキの添え物くらいが
丁度いいのかもしれない。
そして、最後に完全に心を折られたのは、
完全にジャラランガを上回っていく
カードが登場したのである。
こいつだ。
相手とポケモンの数を比べて
同じか、少ないなら、
ワザのダメージ160(追加効果あり)
さらに、受けるダメージ-30
おいおい・・・
160ですか!?
こだわりハチマキで
テテフが一撃ですね!
しかも、ダメージ軽減っすか。
鱗もねぇのに!!
一番ムカつくのは、
おまえ!!
ドラゴンだろうが!!!
(岩/ドラゴンタイプ)
ジャラランガ意識するのはいいよ!
なら、
ドラゴンで出ろや!!
ドラゴンで出ろや
ドラゴンで出ろや
(エコー)
ジャラランガデッキ
完